Thank you,thank you for the music
「Thank you for the music
 My music fly up
 空を仰いで 言葉があふれでた
 風に伝わって 君をよぶのさ
 Thank you,thank you for the music」
『THANK YOU FOR THE MUSIC / bonobos』

 6回目となった今年の「ROCK IN JAPAN FES.2006」への参加。DJブースへの出演。レジデントDJとしては5回目。年末の「COUNTDOWN JAPAN」を含めると9回も参加したことになる。
 6年前、ひょんなきっかけでDJブースに90分だけ参加させていただいたのをきっかけとして、足かけ6年で9回も、あのような素晴らしい祝祭空間にてDJをやらせて頂くことになった。これって、やっぱり凄いことだ。凄いというのは、自分自身が凄い奴だ、といういやらしい意味ではなく、6年間、こんな僕に声をかけ続けてくれて参加させて頂く機会を設けて頂いているロッキング・オンのスタッフが凄いことだと思うのだ。もう、とにかく感謝するしかない。この場を借りて、心底誠意を込めて感謝の意を伝えます。だって、こんな経験を長きに渡って積ませて頂くなんて当初は微塵にも思わなかったんだから。それに、毎年回を重ねるごとにスケールアップして育っていくDJブースという存在。それに欠かせない、オーディエンスのみんなに感謝。あなたたちがいなかったら、毎年のように膨れ上がっていくDJブースに足を運んでくれるみなさんがいなかったら、6年にも渡って、DJブースが存在し続けることにならなかったのだから。こちらも、この場を借りて、心底誠意を込めて感謝の意を伝えます。それと、毎年、特に今年、フェスに携わった関係者スタッフの皆様全員に感謝の意を。特にDJブースを支えてくれたスタッフの皆様に感謝。皆さんがいなかったら僕は、あれほどまでに気持ちよくDJをプレイ出来なかったと。これは本当に毎年思う。感謝です。それと、片平くん、前田くん、ありがとうね。お疲れさん。だね。二人の素晴らしきDJがあってこそのDJブース。一緒にあの場でDJをやるようになってから、毎年そう思っていたんだけど、今年は例年以上に二人に助けられたような気がします。ありがとね。
 今年のフェスの色々をこの日記に記そうとしてみたのですが、まずは感謝の気持ちが溢れかえってしまいました。だって、それを伝えずしてどうするよ?っていう感じだから。ていうか、その前に、この世に溢れる全ての音楽に感謝、という訳で、bonobosの「THANK YOU FOR THE MUSIC」の一節をこの日記に引用させて頂きました。なんだかんだいいながら、この楽曲に詰め込まれた思いが全てなのかもしれません。

「Thank you for the music
 Music take me high!
 永いあいだ 夢を見てたような
 君をつつんだ ボクの思いも
 空に溶けりゃいい
 Thank you,thank you for the music」
『THANK YOU FOR THE MUSIC / bonobos』

 僕のDJというものは、既存の音楽を如何にオーディエンスに届けるか? ということをまず第一に考えています。自分が“素晴らしい!”と思った音楽を一つでも多くみんなに届けることを念頭に。まあ、この時点で、僕のエゴがむき出しになっていると思うのですが、自分の体や心や魂で感じて“素晴らしい!”と思えない音楽を届けることは絶対にしたくないから。“素晴らしい!”と思った人間が、“素晴らしい!”と言う気持ちを音楽に載せて、鳴らすことが絶対的に正しいことだと信じているから。それがどれだけの人に届くかは計りしれません。全く届かない場合もあるかもしれません。でも、僕は、たった一人でもいい。一人でもいいから、僕の魂を揺り動かした音楽を解き放って、それを感じ取って歓喜してくれ! と。そういう気持ちでDJをやっています。だから、フェスのDJブースのような場所で、あれほどまでのたくさんのみんなが、僕が解き放った音楽を受け止めて感じてくれるというのは、本当に嬉しいのです。でも、はっきり言ってしまえば、“僕がこのブースの上にいる必要性って無いんじゃないか?”とも思う時もあります。それは、ただ、素晴らしき音楽がみんなに届けば僕はそれで満足なので。DJ保坂壮彦という存在がどうのこうのとかはどうでもよくて。そんな思いになってしまう時も多々あります。でも、矛盾しているようですが、僕が音楽を解き放っているわけですから、僕はやはりステージにいなければ成り立たないのですよね。魂を込めて解き放っているわけだから。でも、三日目の、花火が上がった瞬間にかけた、中村一義の「ハレルヤ」からの時間帯。スーパーバタードッグの「サヨナラCOLOR」をかけたときや、スピッツの「楓」をかけていた時は、もういてもたってもいられなくなりました。その場から立ち去って、僕もフロアに降りて、みんなと一緒に音楽を浴びたくなりました。俺がどうだとか関係なく、ただ素晴らしき音楽をみんなと共有したくなりました。
 おっと。なんかフェスの感想日記ではなくなってしまいましたね。自分の自己紹介? みたいな感じになってしまいました。許して下さい。なんか、ね、今年のDJブースは、とにかく、なんていうかな…、“届いた!”というか。“届けた!”というか。その、音楽を通して、いろんな人と会話が出来たような感覚がとても強くて。なので、こんな感じで自分のDJスタイルを紹介するような感じになってしまいました。お粗末。
 僕のフェスの感想や、四方山話は、ROCK IN JAPAN FES.2006 MEMORIES BORDにてフランクに、砕けた感じで書いた方がどうやらよさそうですね。そうします。それか、か、8/31に発売になる、「ROCK IN JAPAN FES.2006特集号」のほうを楽しみに待っていて頂ければと…。

 そうだ。

 『僕は幸せもんです。』

 そうなんです。

 この言葉が一番ですね。今年のフェスのDJをやり終えた後の感想は。だって、ただの音楽大好き馬鹿だよ? 俺。それが、ね、いつのまにかこんな経験を積めるようになり、こんな祝祭空間を創り上げる場に参加させてもらっているんだから。うん。本当にそう思います。

 フェスを通じて、DJブースの楽しさを知って頂いた皆様。来年(年末)も楽しみにして下さいね。

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 DJブースを通じて、保坂壮彦を知って頂いた皆様。一夏の思い出とともに忘れ去らないように、頭の片隅でも構わないので、保坂壮彦という名前を覚え続けて頂ければ幸いです。フェスだけではなく、DJだけではなく、いろんな形でこれからも、音楽という素晴らしいものを届け続けることを使命として生き続けますので。

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 ていうか、保坂壮彦という人物を忘れてしまっても構いません。ぶっちゃけ。でも保坂壮彦を通じて、音楽の素晴らしさを改めて(初めて)知ることが出来た皆様。音楽の素晴らしさだけは忘れないで。そして、音楽は、古きも新しきも、洋楽も邦楽も、ジャンルも超えて、無尽蔵にこの世の中に溢れかえっています。僕が届けた音楽よりもたっくさんの素晴らしき音楽がまだまだ溢れています。どんなものよりも、ダイレクトに、心と体と魂に突き刺さり、あなたの日常さえも変えてしまうかもしれない音楽をこれからも大切にして下さい。あなたの音楽をもっともっと大切にして下さい。

 音楽の素晴らしさを忘れないで。

 忘れない、を、忘れないで。

 忘れはしないぞ。

 c0015779_0364296.jpg いきるもの / 100s
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by allisloveisall | 2006-08-14 00:36
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