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日本シリーズ第1戦  ロッテ vs 阪神
久しぶりの日記でいきなりなんですが、やはり、間をあけてしまうとこう、書きづらいというのがあって。自分のこと書けばいいのになんか一度スローペースになると躊躇してしまっていて。でも、これを機に日記のペースを上げて行きます。はい。日本シリーズ第1戦が終わりました。今日からね。なんちゃって虎キチ保坂レポーターとして、ずばっと野球を語り評論し続けます。出来れば毎日。日本シリーズ終わるまで。
日本シリーズ第1戦  ロッテ vs 阪神_c0015779_21452137.jpg  ○ロッテ10—1阪神●(7回濃霧コールド)

  日本シリーズ初の濃霧コールドゲームで試合終了。今日のゲームは、とにもかくにも阪神井川のピッチングにつきる。岡田監督の頑固さ故の、「初戦はエース井川」という起用。これは全く持ってシーズンと変わらない戦法。しかしこれに対して疑問を持つ輩も多い。エースと言えども井川の今シーズンの姿を見ていると、初戦に持ってくるのはいかがなものかと。「日本シリーズ、初戦を制するものがシリーズを制する」という格言があるぐらいだから。しかし岡田監督は頑固さを変えなかった。それに井川が答えられなかった。シーズンと同じ姿。
 1回裏。一番バッターの西岡。両球団ともに先頭バッターをキーマンに上げるほどの選手。彼に対して11球もほおって注意に注意して三振を取る。しかし、その後に1ストライク2ボールからの4球目。ふわっとした甘い球。今江にソロホームランを浴びる。相変わらず立ち上がりが悪いのが井川だが、もう日本シリーズではなにがどうとか言い訳無用。気を抜いちゃ行けないところで気を抜いて打たれる。しかしのらりくらりで4回まで進み、5回表で1対1の同点としたその裏。またもや今江に打たれ、はたまたサブローにも打たれる。もう見てられない。「点を取ってもらった後の守りのピッチングは大事」。そんな常識が井川には通用しない。投げる球投げる球全てが高めに浮く。あれでは、ロッテ打線も火を噴かずにはいられないだろう。結果、5失点。情けない。続く中継ぎの橋本もぼこぼこにされて、結果10失点。で。まだまだやられるか?のタイミングで濃霧コールド負け。
 しかし、井川が悪かろうが、打線が奮起すれば良いだろうと。そういうもんだが今日はそうは行かなかった。タイガースは優勝してからかなりの実戦のブランクがあった。マリーンズがプレーオフの勢いのまま、打線は熱く火を噴き続けたのだが、やはり、実戦から遠ざかると一番鈍るのが打線。まあでもそんなの負け惜しみっていうわけで。それは度外視しても、今日の清水の良さには阪神打線もきっかけを掴むことが出来なかった。だからこそのピッチャーの重要さ。短期決戦ではなおさらなのだ。あら。また井川の話になっちゃいそう。違う。打線だ。とにかく、鳥谷、金本、今岡、片岡。振れてなかった。いや、片岡は振れていた。3打席連続三振。ある意味振れていた。この起用も疑問だろう。なぜ濱中じゃないのか? とか。清水の速球に片岡が付いて行ける訳が無い。内角をえぐられた後の、外角の変化球に付いて行ける訳が無い。なんて思っていたら本当にそんな感じ。しかしこの起用も頑固一徹岡田監督の起用だ。これまたシーズンと一緒だ。
 「こうなることは知っていた」。全ての虎ファンはそう思うだろう。僕もそう思った人間だ。先発オーダーを見た時に、井川、片岡の名前が上がっていたときに。しかし、僕は期待した。井川よ生まれ変われ、と。片岡よ、ベテランとして日本シリーズのプレッシャーをはねのけてくれと。しかし、結果はこうだった。
 でも考えてもらいたい。岡田がなぜにここまで頑固一徹を貫くのか。どう思う? 戦術が間違っている? いやいや、間違いじゃない。なぜか? だって、こうやって阪神タイガースはシーズンで優勝を飾ったのだ。タイガースは大きな連勝もせず大きな連敗もせずここまで勝ちを重ねてシーズンを勝ち抜いた。それが今年のタイガースの特徴だ。2連戦では1勝1敗。3連戦では2勝1敗。そういう形でここまで上り詰めて来た。故に、僕は思う。岡田監督は最終戦までやるつもりでこの日本シリーズにのぞんでいるのかもと。いや。そういうことではなく、シーズンでやって来たことをそのまま貫けば自ずと勝ちは付いてくると。日本シリーズ、短期決戦とかそういう考えはあるかもしれないが、戦術は変えない。
 明日は、安藤が先発。明日は勝つ。6-7回まで2-3点で押さえきれる実力がそのままでれば勝つ。そしてJFKが締めて勝つ。そして甲子園に戻ったら、福原、下柳、杉山辺りが投げるだろう。福原か杉山どちらかが乱調するだろう。そして3勝2敗で、マリンスタジアムに戻ってまた井川が投げる。負ける。第7戦に下柳が投げる。でもって優勝! そんなシナリオを今日のゲームを見てふと想起してしまった。シーズン通りの負け方をしていたタイガースの姿を見て。
 ヒーローインタビューで、マリーンズの選手が「甲子園で優勝します!」とか、「4連勝で決めます!」とか言ってた。言われた。タイガースとしては。これは、目が覚める。逆に感謝している。自分達を鼓舞する言葉が相手チームにどれだけの活力剤として効いてくるかわからずに発言してしまったのだろう。逆にありがとう! マリーンズ!
 明日の赤星の第1打席を楽しみにして下さい。1回の表のタイガースの攻撃を楽しみにして下さい。爆発しますよ。絶対。言い切ります。

 ありゃ。これ、評論でもなんでもないじゃん。ダンカンとか松村とかと変わらないただの虎キチの叫びじゃん。まあいいじゃん。だって好きなんだもーん。
by allisloveisall | 2005-10-22 22:25
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