幻の酒「ホイス」と「メープル&バタープリッツ」
 「酒を飲んでも飲まれるな」
 はいはい。知っております、そんなこと。酒に飲まれて肝臓を壊してアル中になったオヤジを目の当たりにしていたので、酒の怖さは十分知っております。だからガッツリ酒を飲むような時でも、だいたいはビールを飲み干すだけ。たまに他の酒を嗜む程度。んで当たり前のように記憶を無くすこともなく、ましてや吐いちゃうほど飲むこともなく。まあ若い頃は無理してげろげろしたこともあるにはあるけど、最近はいくら酒を嗜んでも酒に飲まれることはめったにない。しかーししかし、昨日土曜の夜。場所は中目黒。僕は知人にすすめられてなんとも怪しい酒を飲むことになりました。
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 その名も『幻の酒「ホイス」』です。一杯400円程度。生ビールよりも安いこの酒、「ホイス」。とにかく飲んでみなと知人に言われ飲むことになったのだが、なんとも言えない掴みどころの無い味。似ている酒というとウーロンハイなのかな。なんかたくさんいろんなアルコールが入っているような感じがするんだけど、口にいれた瞬間、俺の舌がなにを味わえばいいのか困ってしまう。でもなんか美味。そして腹に流し込むとなぜかどっしりと身体に染み渡る。でもとても飲みやすい。手作り感のするような味とも言えるし、本当はこんなもの酒に入れちゃいけないんじゃねーの?的な化学薬品入っているような。とにかく得も言えぬ感覚。「悪酔いするよ」という前置きをされながらも半ば強引に飲まされた。でも人並み以上に酒が強いと思っていたので、大丈夫だろうと思っていたが、甘くみていました。この「ホイス」という酒。数分後、どーんと来ましたね。身体に。まず下半身。ずっしりと重くなって来た。「いいんだよ。保坂。そのままどっしりとそこに居座ってゆっくりと僕を飲み続ければいいんだよ。」と「ホイス」とやらに語りかけられているかのような感覚。ゆっくりとどっしりと酔いが回り始めて来たのです。でも飲みやすい。しかしめちゃ旨いというわけではない。なのに酒が進む。おかしい。ホッピーでもないこの酒。本当に謎な存在だ。もうここまで来たらこいつのことを調べて知らなければ気分が晴れないと思い、今、googleで検索して調べてみたら出て来ました。こちらを見れば「ホイス」の正体が明らかになります。いやはや粋な歴史を歩んでいるお酒ですね。「チューハイの元祖」だなんて。「昭和30年頃。ビールやウイスキーはまだ、庶民にとって高嶺の花でした。もっぱら飲まれていたのは焼酎でしたが、当時は品質も悪く、味も匂いもただただ強烈なだけ。そんな時に生まれたのが、ホイス。」というらしいです。庶民な歴史をたどたどと歩き続けているわけですな。まそれよりもとにかく「ホイス」の中身はどうなっているんだというと「ベースとなっているのは、ロシアの酒、ズブロフカ。そこに、漢方薬であるトウヒとチンピ、南米産の強壮成分であるコンズランゴウとチラータなどを配合し、さらにリキュールやワインなどの酒を加えています。」だって。ようはチャンポンじゃん。こりゃぁ悪酔いもするわなー。でもなんか不思議な体験をさせていただきましたよ。
 で。ちなみにその後の保坂は、終電で返るはずだったのだが、酔いも回ったというのもあり、また新たに知人に会うことになったりで結局朝まで飲むはめに。いつもなら途中休憩をいれてクールダウンしたりするんだけど、「ホイス」の魔力にやられて泥酔です。始発の電車に乗り込んで曝睡。大宮駅埼京線。大宮駅に着いて目が覚めたら人っ子一人車内にいない。危うく折り返し運転で再び東京に向かうはめに。ふらふらと地元最寄り駅に向かう宇都宮線に飛び乗るが、これまた曝睡。降りるべき駅の4駅先まで行ってしまいました。で震える身体を慰めながら改めて上野行きの電車に飛び込むことに。ここで保坂、激腹が空いてきて。暖かいものを食べたかったんだけど朝も早く立ち食い蕎麦屋も開いていなく。しかたなくキオスクへ。そこで発見「メープル&バタープリッツ」。
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 ようはホットケーキじゃん?と思って。だったらなんか朝食っぽいじゃん?と思って。食べてみましたよ。したらこれが旨い美味。「うまい棒」の「なっとう味」を食べた時に、「よくぞ10円で、しかもスナック菓子でここまでの味をだすな、このやろう」と思った時の衝撃に激似。腹が減っていたからかもしれないけれど、旨かった。さくさく感があのホットケーキの焼き過ぎて焦げてしまったところにくりそつ。なんか、すげー遠回りして家路に着くことになったけど、久しぶりに美味しいお菓子に出会えたので良かった良かったということでありましょう。
 「ホイス」と「メープル&バタープリッツ」。なんの共通項もないけれど、久しぶりに飲み喰いすることの新たな発見を体感した一日でした。

 追記:しかし今日一日は地獄絵図でした。仕事手に付きませんでした。ちかれた。
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by allisloveisall | 2005-05-15 21:22
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